山梨ワインのブドウ品種・甲斐ノワールとはどういうブドウなのか?
甲斐ノワールとは、
1990年に山梨の気候に合わせてつくられたワイン向けのブドウで
- ブラック・クイーン:耐病性が強く豊産性であるが酒質に問題がある
- カベルネ・ソーヴィニヨン:非常に優れたワインとなるが、病気や寒さに弱い
の2つの品種をかけ合わせたもの。
ググってみたところ、開発したと思われる「山梨県工業技術センター」の1996年の文書を見つけました。
http://www.asevjpn.wine.yamanashi.ac.jp/JAJ/Vol/Vol-7-1996/2/133.pdf
当時山梨県内では赤ワインの原料ブドウとしてマスカット・ベリーAが主流となっていたが、他の良い品種が求められていたようです。
そこで、山梨の気候風土に適し、ワイン造りに適した品種を作り出すことを目的に、甲斐ノワールは生み出さされたとのこと。
病気に強く実りは多いがあまりワインに適さないブラック・クイーンと、病気や寒さに弱いが美味しいワインがつくれるカベルネ・ソーヴィニヨンをかけ合わせることでうまれました。
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