小5の息子のプログラミング入門としてmicro:bitを与えてみた

micro:bit

小5の息子にITリテラシー、いわゆる最近の世間で言う「プログラミング」を知ってもらうきっかけとして、micro:bitを与えてみたら、そこそこ良さそうという話。あまりこの手の情報を探しても見つからなかったので、書いておこうと思う。

これまでも幼稚園頃から今まで、そういういわゆる「プログラミング」を学んでみようといった講習や講座はよく見かけるし、本屋を除くと子供向けのプログラミング系の入門の本が結構並んでいる。しかし、大抵はscratchでゲームを作ってみよう的な内容で、少々アニメーションを動かしたところで今ひとつウチの子には刺さらなかった。(たぶん自分もそうなったと思う)そう、あれではイマイチ面白さが伝わらないのだ。

これまでは小学3年生の頃にタイピングを覚えさせ、マインクラフトなどのゲームをやるのに必要な程度の、最低限のパソコンリテラシーはついたかというところ。

タイピングは当時興味を持ち始めたマインクラフトをやる代わりに、毎朝タイピングの練習をする約束をさせたところ、なんとか上手くいって覚えてくれた。

今回、もう少しプログラミングに触れ始めても良いのではないかと探したところ、micro:bitならセンサやディスプレイなども一体化されて適度に扱いやすくわかりやすいし、値段も手頃なので良さそうだった。

micro:bit

扱い方は非常に簡単。ブラウザだけでコーディングと実行まで完結できる。基本的な使い方はサイトのチュートリアルに沿えばあっという間にできる。

Microsoft MakeCode for micro:bit
A Blocks / JavaScript code editor for the micro:bit powered by Microsoft MakeCode.

UIでブロックを並べてロジックを組むこともできるし、pythonやjavascriptでも書けるようになっている。

チュートリアルも日本語対応していてわかりやすい(翻訳されていないチュートリアルもあるが)。ブラウザ上のエミュレータで基本的な動作確認も簡単。

こんな感じで子供にもわかりやすい。

micro:bit本体へのプログラムロードも簡単

実機へは、パソコンにUSBで接続されていれば左下のダウンロードボタンを押すだけ。自動でコンパイルされたものがダウンロードされ、micro:bit本体に転送、ロードしてくれる。

ブラウザやOSによっては自動でロードまでされない場合もあるようだが、その場合はhexファイルがダウンロードされるので、これをPCのOS上でストレージデバイスとして認識されたmicro:bitにドラッグドロップでポイっと入れるだけでロードされる。

大人でも楽しめそう

また、基本的な入出力以外にも、簡単にスピーカーを接続して音を鳴らすこともできるし、BluetoothやI2Cなど、大人でも十分楽しめるような機能とAPIも備えているので、単純に使いやすいデバイスとして楽しい。より高度なことをやって見せて一緒に楽しむこともできるし、親子で一緒に楽しめるのがまた良いところ。

pythonの日本語ドキュメントも充実している。

BBC micro:bit MicroPython ドキュメンテーション — BBC micro:bit MicroPython 1.1.1 ドキュメント

上記チュートリアルでpythonを選択すると、こんな感じ。

結論:小学生のプログラミング入門には良さそう

こんな感じで、息子の感触はというと、「面白い」とのこと、色々サポートは必要ではあるものの、これまでで一番興味を持って楽しんでいる。

実際、上記のようなシンプルでスムーズな扱いやすさと、マトリクスLEDやボタンでの入力などの基本的な、わかりやすい入出力が揃っていることで、かなり楽しく学べるようになっていると感じた。

欠点としてはチュートリアルが日本がされていないものも多く、このあたりは付き添ってサポートしてやる必要があること。もちろん小学生向けの英語なので、プログラミングリテラシーのある大人なら平易な内容。

また、ディスプレイは一度に多くの文字を表示できない(文字列を表示させると自動でスクロールしてくれる。これはとても良い)ので、慣れてきて少し高度なことをやりたくなってくると、拡張ハードウェアなどが色々必要となってくる。また、そもそも日本語でなく英語の表示に適している、など。

とはいえ、それほどいろんなモノを触ってみたわけでもないけれども、今のところは子供に興味関心を持ってもらい、基本を習得するきっかけとしてはかなり良さそうな感触。

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